水車の回転を精米のために利用
木製の歯車や、回転運動を杵の上下動に変えるための機構は木製ですので古くさく見えるかもしれません。しかしそこに使われているアイディアは現在の機械装置に使われているものと基本的に同じです。
古くさく見える水車等の工夫の延長上に現在の様々な仕事をこなす複雑な機械装置があります。精緻になった現在の機械装置を理解する手始めに素朴な水車等の動きを追ってみるのもおもしろいと思います。
蒸気、電気、エンジン等の動力源がなかった時代、水車は動力を得るための極めて実用的なもので、特に中世ヨーロッパでは、製粉や揚水だけでなく、多種多様な工業生産用の動力として活用されました。日本でも線香用の杉の葉の粉砕や澱粉工場の動力、製茶、製紙等さまざまな用途に使われていました。